old shimoyoichi unjoya

和人とアイヌ民族が交易するために作られて幕府の出先機関のような施設だそうです。江戸時代の建築物は、北海道では少なく、貴重な建物です。

国道から少し入った奥まったところにありました。江戸時代に和人とアイヌの取引を行っていた「場所」と呼ばれたところのひとつです。その中でも当時の様子をよく残している施設だそうです。

江戸時代にこの地に建てられた運上家。簡単にいえば，アイヌの人々と取引に関わっていた和人の拠点（武家や商人）。他の北海道の古い建築（和風建築）も，鰊御殿など多くは民間建築であるし，現実は明治以降のものが多いが，これは江戸時代のもの。また，完泳する武士がいたので役所建築でもあり，その意味でも貴重。武士がいたので，書院造りの座敷もある。このような運上家は，北海道のところどころにあったそうだが，現存しているのはここだけらしい。内部は，土間があったり，板敷きの広い空間があったりと民家の建築のようでもあり，座敷が複数あるなど武家の建築でもある。まさに両者が混ざったような形態をしている。ちなみに，元々は建物からすぐに浜があったそうだが，昭和戦後に埋め立てられて，現在の姿になったそうである。